新NISA「楽天証券」を約6割が利用、月投資額の平均とは?【my-cardlife調べ】

2024年1月から開始された「新NISA」。これまでは「一般NISA」と「つみたてNISA」のどちらかを選ばなければなりませんでしたが、新たに「成長投資枠」と「つみたて投資枠」が設けられ、併用も可能となりました。さらに、非課税保有期間が無期限になり、非課税保有限度額も拡大されています。

従来のNISAと比較して自由度が広がったように思える新NISAですが、実際にはどのような形で利用されているのでしょうか。株式会社SOKKINが運営する、アンケート調査をもとにクレジットカードや金融に関するさまざまな情報を紹介するサイト「my-cardlife」では、新NISAで投資をしている90名の男女を対象に、新NISAの利用実態について調査を実施。新NISAで利用している金融機関や、新NISAの月平均投資額などについて質問しています。その結果を見ていきましょう。

新NISAで利用している金融機関は、圧倒的な大差で「楽天証券」が1位

新NISAで利用している金融機関名などは何ですか

「新NISAで利用している金融機関名」では1位の「楽天証券」が全体の59%と、2位以下に大差をつける結果となりました(my-cardlife調べ)

最初に、「新NISAで利用している金融機関名」を調査しています。その結果、1位は「楽天証券」の53票、2位は「SBI証券」の17票、3位は「松井証券」の5票でした。手数料がお得で取扱金融商品が豊富な「楽天証券」や「SBI証券」に人気が集まっているという印象です。

月平均の投資額は「3万円未満」が半数を占める

新NISAで平均にて月にいくら程度投資していますか?

「新NISAで平均して月にいくら程度投資しているか」の質問に、全体の半数が「3万円未満」と回答していることがわかります(my-cardlife調べ)

次に、「新NISAで平均して月にいくら程度投資していますか?」と質問。すると、最も多かったのは「1万円以上2万円未満」の22票、続く2位が「2万円以上3万円未満」と15票、3位が「5万円以上10万円未満」の14票、4位が「3万円以上4万円未満」の13票、5位が「1万円未満」の10票という結果でした。

3位に「5万円以上10万円未満」がランクインしていますが、全体的に見ると「3万円未満」が半数を占めており、家計への負担がない範囲で少しずつ投資をしている人が多いことがわかります。

「成長投資枠」と「つみたてNISA」、より利用者が多いのは?

「成長投資枠」「つみたてNISA」のどちらで資産運用をしていますか?

新NISAでは「つみたてNISA」で運用している人が半数を超え58%。2割以上の人が併用していることもわかりました。(my-cardlife調べ)

続けて、「“成長投資枠”と“つみたてNISA”のどちらで資産運用をしていますか?」との質問には、半数以上の58%が「つみたてNISA」と回答。「成長投資枠」と回答した人は20%、「併用している」という人は22%でした。

つみたてNISA利用者の54%が「クレカ積立」を利用している

クレカ積立を利用しいますか??

つみたてNISAに「クレカ積立」を利用している人は半数以上の54%。ポイントが貯められたり、入金の手間が省けたりといったメリットがあるようです(my-cardlife調べ)

つみたてNISAを利用していると回答した人を対象に「クレカ積立(投資信託の積立をクレジットカードで決済する仕組み)を利用していますか?」との質問に対しては、54%が「利用している」、42%が「利用していない」と回答しています。クレジットカードを利用することでポイントを貯めることができたり、口座への入金の手間なく手軽に始められたりするという理由から、クレカ積立は人気があるようです。

クレカ積立で利用しているクレジットカードは「楽天カード」が79%で1位

どのクレカを利していますか?

クレカ積立に使うクレジットカードは「楽天カード」が79%と圧倒的に多いことがわかりました(my-cardlife調べ)

クレカ積立を利用している人を対象に「どのクレジットカードを利用していますか?」と質問したところ、「楽天カード」という回答が79%、ついで2位が「三井住友カード」の18%という結果でした。

「楽天カード」を選んだ理由として、「もともと使っているカードが楽天カードだったため」「楽天SPUが上がるため」「楽天証券と楽天カードや楽天銀行をマネーブリッジするとポイント還元率がよくなるから」「溜まったポイントを投資に使えるため」といった声があがっています。

楽天証券の利用者が多いことから、楽天のサービスを使うほどにポイントアップしていく楽天SPUに絡めるため、クレカ積立も楽天カードで行うなど、トータルでサービスを利用している人が多かったようです。

はじまったばかりの新NISA。まだ様子を見ているという人もいるのではないでしょうか。こうしたアンケート結果を参考に、将来へ向けて自分に合った資産運用の形を見つけられるといいですね。

出典元:【my-cardlife
参考元:新NISAについて

※サムネイル画像(Image:BongkarnGraphic / Shutterstock.com)※画像は一部編集部で加工しています

若林勇希
編集・ライター。編集プロダクションやライティングスクールの講師として5年以上WEBライター業に携わっており、現在は独立してフリーライターとして活動中。これまで様々なジャンルを手掛けてきたが、最近はガジェットやスマホ関連の記事を執筆することが多い。「老後2000万円問題」のために、iDeCoやつみたてNISA、貯蓄型保険なども実践している。

Twitter:@webwriter888

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