PayPay「ボーナス運用」キャンペーンが、ただの100円もらえるイベントに、200万人突破!

QRコード決済サービス「PayPay」のポイントで投資の疑似運用体験ができるPayPay証券のサービス「ボーナス運用」のユーザー数が200万人を突破したことを、3月3日にPayPay証券とPayPayが発表した。
2020年4月に提供開始されたボーナス運用サービスは、当初はOne Tap BUY(現・PayPay証券)が提供する独自のポイントに交換する必要があった。しかし、翌月5月に「自動追加機能」が導入され、ポイントの交換が不要になり、より簡単に投資体験ができるように。さらに翌月の6月には、先着100万人の新規利用者に100円相当のPayPayボーナスをプレゼントする「ボーナス運用はじめようキャンペーン」が開始され、利用者が一気に急増。そしてこの3月、利用者200万人突破を記念して「超PayPay祭 投資体験してみようキャンペーン」を開催し、新規利用者に100円相当のポイントをプレゼントしている。

ボーナス運用のために付与されたポイントが通常の買い物で使えてしまう?

PayPayのポイントを使って投資の疑似運用体験ができるサービス「ボーナス運用」のユーザー数推移(PayPay証券調べ)

 ボーナス運用は、これまでハードルが高かった投資に触れる機会をつくり、投資を身近なものとして浸透させることを目的としたサービスだ。事実、今後の人生を考えて投資に興味を持っていてもなかなか踏み出せない人は多い。日々働いて得たお金の使い道を他人にゆだねるのは、いくら相手がプロとはいえ勇気が要ることだ。しかしポイントという“ラッキー”的な立ち位置のものであれば、もし損失が出てしまってもお金と比べたら諦めがつきやすい。さらに100円分のポイントが付与されることで、ノーリスクで挑戦できるため、障壁は極めて低いといえるだろう。

 ところが、ネットでは「キャンペーンで貰ったポイントを普通に買い物で使った」「ただ100円貰えるキャンペーン」という声がちらほらと上がっている。そう、このキャンペーンで付与されるポイントは、通常のPayPayボーナスとして使えてしまうのだ。

若年層の投資への関心は年々高まってはいるが……。(筆者撮影)

 「超PayPay祭 投資体験してみようキャンペーン」の特設サイト「よくある質問」内には、こう記載されている。

―――――
Q PayPayボーナスとして受け取りたい。
A ボーナス運用サービスの運用中残高として付与するため、PayPayボーナスとして引き出す(交換する)ことが可能です。「運用状況」から「スタンダードコース」を選択し、引き出してご利用ください。
―――――

 すなわち、ボーナス運用を利用してもらうためにPayPayが付与した100円相当のポイントが、普通に引き出せてしまうということだ。
 この仕組みだと、本当に投資に興味があるユーザー以外は、普通にポイントとして使ってしまう可能性も否定できない。とくにPayPayはポイント還元のキャンペーンを多数行っており、“ポイントが貯まるキャッシュレスサービス”としても知られている。日頃からPayPayで賢くポイントをゲットしているユーザーにとっては、ポイント獲得のツールとしてしか見られていないという側面も、もしかするとあるのかもしれない。

●paypayで投資体験始めよう!(公式)は→こちら
参照元:PayPayの疑似投資「ボーナス運用」、10カ月半で利用者200万人突破【ITmedia ビジネスオンライン】

※サムネイル画像(Image:slyellow / Shutterstock.com)

オトナライフ編集部
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