平均年収の高い都道府県ランキング、4位茨城県、3位千葉県、2位神奈川県、1位はやっぱり!

仕事によって収入が違うのはもちろんのこと、例えば求人サイトの募集欄を見てみると同じ会社、業種でも勤務地によって給料が違っている場合も。求人・転職サービスのdodaは、2019年9月~2020年8月の1年間、dodaエージェントサービスに登録した人のデータを対象として「都道府県別の平均年収」を調査。ランキング形式で発表した。あなたが勤めている都道府県の平均年収は全国的に見てどれくらいに位置しているだろうか?

エリア別でも関東が他を圧倒

ちなみに業種別だと、メーカーが男女平均453万円とトップ、次いで金融448万円(doda発表)

 家賃や物価でさえも地域によって多少差が出るように、給料の金額も地域によって変化があるのはサラリーマンたちにとっては承知の通り。でも実際には、どれくらいその差があるのか気になったことはないだろうか?

 まずはざっくり地域別でのランキングを見てみると、やはり関東エリアが圧倒的。平均年収は男女全体で429万円と、続く東海エリアの400万円と比べてみても給料1か月分ほどの差がみられる。ものづくり王国・東海でも、あらゆる企業の本社が集まる関東エリアには及ばないようだ。

 いわゆる3大都市と言われる大阪府が属する関西エリアは、意外にも389万円で3番手。母数が多い分、逆に散らばってしまったのだろうか。ちなみにエリアで最も平均年収が低かったのは九州・沖縄エリア。男女全体で369万円と、関東圏と比べて60万円もの差がある。

売上の高い大企業の数が多い分、平均年収はやはり高くなるのだろう

 ここからは都道府県別にトップ5を追っていこう。やはりエリア別の結果から見て取れる通り、都道府県別でみてもトップ5を占めたのはすべて関東エリア。ちなみに惜しくも6位になったのは東海エリア静岡県。有名メーカーであるスズキやヤマハなどの本社が腰を据えているためか、男女全体405万円と400万円を超えている。

 さて、トップ5に戻ろう。5位は406万円で埼玉県。事業者数としては東京・大阪・愛知・神奈川に次ぐ5番目(埼玉県HPより)。業界第2位の衣料品チェーン店「ファッションセンター しまむら」を展開する、株式会社しまむらも埼玉が本社だ。4位は408万円で茨城県。実は前回の同調査では6位だったため、2ランクもアップした。水戸市に本社がある、めぶきフィナンシャルグループは、平均年収1,071万円とかなりの高額年収だというから驚きだ(茨城の転職.comより)。

 3位は412万円で千葉県。前回同様のランクとなったが、イオンやオリエンタルランド、ZOZOなどの大企業の本社が置かれているのがやはり大きいのだろうか。2位も前回同様で神奈川県となり、430万円だった。川崎、横浜を含む京浜工業地帯もありつつ、東京へのアクセスもいいことから日産や富士通ゼネラル、三菱化工機など多くの企業が本社を据えている。

 そして堂々の1位はやはり首都・東京都。平均年収は444万円で、男女別に見ても男性が496万円、女性が386万円となり、神奈川の女性平均355万円と30万円以上もの差がある。もちろん日本を代表する大企業の本社も多いが、物価相場自体が他地域に比べて少し高いこともあるだろう。

 あくまで一部の対象者による結果だが、あなたの勤務地はいかがだっただろうか?コロナ禍の今、テレワークなどの普及により本社移転などを行っている企業も少なくないが、それによって都道府県別の年収面にも動きが出てくる可能性もありそうだ。

出典元:平均年収ランキング(47都道府県・地方別の年収情報)【最新版】【転職ならdoda

オトナライフ編集部
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