プライベートと仕事でスマホ自体を使い分けているときなど、複数端末でひとつのLINEアカウントを使うことができれば便利ではないでしょうか。
しかし実際、LINEアカウントは電話番号に紐づけられているもので、複数のスマホでひとつのアカウントを利用したり、アカウントの切り替えを行うことは公式アプリ上は不可となっています（筆者撮影）
そこでこの記事では、同じLINEアカウントを複数端末でシェアして使いまわす裏ワザをご紹介します。
利用中のLINEアカウントに別のスマホでログインするとどうなるの？
先述した通り、LINEアカウントは電話番号に紐づけられており、公式アプリでは1つのスマホにつき1アカウントしかログインすることができず、アカウントを複数スマホでシェアできません。
別のスマホで既存のLINEアカウントにログインしようとすると、現在利用しているスマホではそのアカウントを利用できなくなります
PC・iPadとLINEアカウントを共有（シェア）することは可能
スマホではアカウントを共有できませんが、スマホとPC、タブレット（iPadなど）とアカウントをシェアすることは可能です。
LINEはブラウザ版やPC版アプリ、iPad版LINEがあり、スマホで利用しているアカウントをPCやiPadと連携させて利用することが可能。つまりデバイスの種類が異なればアカウントを共有できます。便利と言えば便利ですが「2台のスマホ」で1アカウントを使えないのが落とし穴です（筆者撮影）
2台のスマホでLINEを共有（シェア）して使う裏ワザ
「デバイスが異なればアカウントの共有は可能」ですが、実際には「2台のスマホで1つのLINEアカウントを共有したい」ときもあるでしょう。
スマホでLINEアカウントを共有して使うことは公式アプリ上では不可。しかし、Androidスマホの場合、ブラウザアプリ「Kiwi Browser」を利用することでシェアすることが可能です。
利用するにはまずGoogle Playストアからアプリをインストールしておきます。
Kiwi BrowserにLINEを追加
インストールが完了したらKiwi Browserを開きます。
【1】右上の三点ボタンをタップ。【2】メニューの②「拡張機能」をタップします
【3】左上の③三本線ボタンをタップ。【4】④「Chromeウェブストアを開きます」をタップします
【5】⑤左上の検索窓に「LINE」と入力して検索します。【6】表示された⑥LINEの拡張機能をタップします
【7】⑦「Chromeに追加」をタップ。【8】ポップアップが表示されるので、⑧「OK」をタップして完了です
LINEにログインする方法
次に追加したLINEの拡張機能にログインします。
【1】右上の①三点ボタンをタップ。【2】メニューの一番下に表示されている②「LINE」をタップします
【3】③LINEに登録されているメールアドレスとパスワードを入力。④「ログイン」をタップします。【4】認証番号が表示されます
【左】普段LINE公式アプリを利用しているスマホ。【右】Kiwi Browserをインストールしたスマホ。LINEアプリを開くと本人認証画面が自動的に開くので、認証番号を入力し、ログイン完了です（筆者撮影）
Kiwi Browser版LINEの使い方
Kiwi Browser版LINEの基本的な使い方を解説します。
【1】ホーム画面で友だちやグループを確認できます。【2】トーク画面でトークの一覧を見ることができます。【3】トーク画面でトークルームを選んだ状態で右にスライドすると、トークルームを開くことができます
メッセージの送り方は以下の通り。
【1】①メッセージを入力し、②送信ボタン（決定ボタン）をタップします。【2】メッセージが送信できました
スタンプや絵文字を送ることも可能です。
【1】①右下の絵文字マークをタップします。【2】送信したいスタンプまたは絵文字を選びます。【3】②スタンプが送信できました
【左】普段LINE公式アプリを利用しているスマホ。【右】Kiwi Browserをインストールしたスマホ。Kiwi Browserでのやりとりは公式LINEアプリ側にも反映されています（筆者撮影）
2台のスマホでLINEを共有（シェア）して使う裏ワザのデメリット
先述した通り、Kiwi BrowserはAndroid専用アプリ。そのため、iPhoneでは利用できません。また機能も限られているため、Kiwi Browser版単体でLINEを使いこなすというのは難しいといえます。
まとめ
2023年11月に筆者がKiwi Browser版を試したところ、添付機能を使うことができませんでした。つまり、写真やファイル、位置情報などは送信不可。さらに通話機能はなく、細かい操作で反応しないことも多々ありました。
Kiwi Browser版はメッセージの送受信や確認程度に利用することをお勧めします。
