Facebookの社名変更、有力候補は「メタバース」? 日本国内でのひと昔前のSNSイメージも一新か

「アメリカの大手IT企業・Facebookが社名を変更する」そんなニュースが話題を呼んでいる。新たな社名は10月28日に行われる年次開発者会議「Facebook Connect」にて発表される予定だと報じられており、ネット上では新たな社名が何になるのか、さまざまな憶測が飛び交っている。今回は、今注目のFacebookの社名変更について、世間の動向を伝える。

ほかのSNSより勢いが劣っていることを指摘する声も

(Image:Sergei Elagin / Shutterstock.com)

スマホとともに全世界に普及したFacebook。一時は絶大な人気を誇ったが……

アメリカのさまざまなメディアが報じ、日本でも大きな話題を呼んでいるFacebookの社名変更。ウェブメディア「ザ・バージ」の報道によると、10月28日に予定されている年次開発者会議・Facebook Connectで、ザッカーバーグCEOから新たな社名について発表があるという。

日本のネット上でもFacebookの新たな名前をめぐってさまざまな予想が繰り広げられている。「フェイスタグラム」「フェイッター」など、インスタグラムやTwitterをもじった名前を挙げ、FacebookがほかのSNSより勢いが劣っていることを揶揄する声も。また、「Facebookは実際インスタグラムにかなり依存しているし、おじさんが使うビジネスツールのイメージが強い」など、辛辣な指摘も多数寄せられた。

NTTドコモ モバイル社会研究所が実施したSNSに関する調査の「最も利用率が高いSNS」では、LINE、Twitter、インスタグラムに次いで4位に選ばれているFacebook。さらにFacebookの利用率を年代別に見ていくと、10代で16.2%、20代で31.9%、30代で39.3%と増加し、30代がピークに。10代の利用率が高いインスタグラムやTikTokに比べ、若者の利用率が低いことを物語る結果となった。“おじさんが使うビジネスツール”といわれてしまうのも納得だ。少なくとも日本国内においては、Facebookが持つ「ひと昔前のSNS」というイメージを一新する目的もあるかもしれない。

(Image:mundissima / Shutterstock.com)

ザッカーバーグ氏は本当に社名を「メタバース」にするのだろうか?

新社名予想の中で最も多く上がったのが、世界各国で注目を集める「メタバース」。メタバースとは、仮想現実(VR)や拡張現実(AR)などの技術を駆使し、インターネット経由で誰もがアクセスできる仮想世界空間を指す用語。Facebookは、このメタバースのサービス構築に総力を挙げ、ヨーロッパで1万人の新規採用を行うことを発表した。仮想空間で自分の分身を使って会議をするなど、これまででは考えられないほど便利なサービスの提供を目指すという。

アメリカのCNNテレビによると、マーク・ザッカーバーグ氏は「我々はソーシャルメディア会社よりメタバースの会社として見られるようになる」と語っており、新社名がメタバースになる可能性も大いにあり得る話だと言えるだろう。

社名変更には、Facebookが傘下に置く「Instagram」「WhatsApp」「Oculus」などのサービスを統合する目的があるのではないかという意見も上がっている。果たして新社名はメタバースになるのだろうか。28日の発表に注目が集まる。

参照元:米フェイスブックが社名変更計画 来週にも発表か【共同通信社】

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