楽天カード「サインパネルレス(署名欄なし)」を発行開始 – 対象カードとは?

以前は、クレジットカードで商品を購入する際にはサインを求められていましたが、いまではサインレスで決済できることが多くなってきています。そういった流れからか、楽天カードはカード裏面の署名欄をなくした「サインパネルレス」のクレジットカードを発行すると、2023年12月11日のプレスリリースで発表しました。

ICカード取引やタッチ決済が普及し署名不要のケースが増えている

カード裏面の署名欄をなくした「サインパネルレス」のクレジットカード

楽天カードは、カード裏面の署名欄をなくしたサインパネルレスの「楽天カード」の発行を開始(画像は「楽天カード株式会社」プレスリリースより引用)

従来のクレジットカードには、裏面にクレジットカードのサインパネル(署名欄)があり、決済担当者はカード利用時にその署名とレシートへのサインを見比べて、本人の利用であることの確認を行っていました。しかし、最近ではICカード取引やタッチ決済などが普及し、署名自体が不要であるケースも増えています。

署名が不要なのであれば、サインパネルも必要なくなり、決済時に個人情報を見られることなく安心・安全にクレジットカードが利用できるというのが、今回楽天カードがサインパネルレスカードの発行を開始した理由のようです。たしかに、必要ない情報の表示は少なければ少ないほど安心ですね。

今回の発表時に案内されたサインパネルレス対象カードは、「楽天カード Visa」「楽天PINKカード Visa」「楽天ゴールドカード Visa」「楽天プレミアムカード Visa」「楽天カード アカデミー Visa」の5種で、今後対象カードとブランドは順次拡大していく予定だそうです。

時代の流れはサインレス決済やタッチ決済、QRコードへ

Olive

サインパネルレスカードもいまでは珍しいものではなく、ICカードカードによるタッチ決済など、サインレス決済が普及しています(写真は筆者所有のOlive)

サインパネルレスカードは2019年のApple Cardからはじまったと言われています。当時はかなり大胆なカードだという印象だったようですが、時代はサインレスへと動いていきました。サインレス決済には会計時にかかる手間が省け、ストレスなく買い物できるというメリットがあります。さらに、ICカードによるタッチ決済やQRコード決済がそこに加わり、レジの混雑緩和にも一役買っているのではないでしょうか。

こうした時代の流れに乗り、今回発行されることとなったサインパネルレスの「楽天カード」。署名がないことによって、決済段階で不正使用のチェックが入らないため、セキュリティ面での不安を感じる人もいるかもしれませんが、そもそもサインレス決済では店舗によって金額の上限があり、高額の利用ができない仕組みがあるようです。

また、ネット決済ではセキュリティコードを要求されるなど、署名がなくても不正利用を防ぐ仕組みがあるので、不安を感じる人はこの機会に自身のカードのセキュリティについて再度確認してみると安心かもしれません。

引用元:【楽天カード株式会社/プレスリリース
参照元:サインパネルレスについて【セゾンカード】【クラウドサイン

※サムネイル画像は(Image:「楽天カード株式会社」プレスリリースより引用)

若林勇希
編集・ライター。編集プロダクションやライティングスクールの講師として5年以上WEBライター業に携わっており、現在は独立してフリーライターとして活動中。これまで様々なジャンルを手掛けてきたが、最近はガジェットやスマホ関連の記事を執筆することが多い。「老後2000万円問題」のために、iDeCoやつみたてNISA、貯蓄型保険なども実践している。

Twitter:@webwriter888

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