「新Vポイント」TポイントとVポイントが統合されたら何がどう変わるの?

TSUTAYAでおなじみの「Tポイント」は、2024年4月22日に三井住友カードの「Vポイント」と統合され、新Vポイント(青と黄色のVポイント)に生まれ変わるのをご存じでしょうか? この統合によって、これまで以上にポイントが貯めやすく&使いやすくなるわけですが、これまでTポイントやVポイントを貯めていた人は今後どうすればいいのか、詳しく解説しましょう。

24年4月22日からTポイントとVポイントが「新Vポイント」に統合される!

TSUTAYAでおなじみの「Tポイント」と三井住友カードの決済で貯まる「Vポイント」が統合することは、2023年6月にすでに発表されていたことなので、ご存じの人も多いでしょうが、その統合日がいよいよ24年4月22日に決まりました。

アクティブユーザー数はTポイントが7,000万人、Vポイントが1,600万人いるため新Vポイントへの移行後は合計8,600万ユーザーという巨大なポイント経済圏ができ上ることになります。これは楽しみですね!

そこで今回は、新Vポイントとは何なのか? TポイントユーザーとVポイントユーザーは今後どうすればいいのか、変更点と注意点についてじっくり解説しましょう。

●CCC MK HOLDINGS「青と黄色のVポイント」は→こちら
●SMBCグループ「SMBCグループとCCCグループ新たなポイントサービス、青と黄色の「V ポイント」を来春より提供開始」は→こちら(PDF)

4月22日からTポイントとVポイントが「新Vポイント」に統合される

こちらが4月22日に誕生する新Vポイントの統合イメージとロゴです。ロゴのカラーはTポイントのイメージを踏襲した青と黄色。図案はVポイントの“V”がモチーフとなっています(画像はSMBCグループのプレスリリースより引用)

【目次】

1.新Vポイントへの統合で何がどう変わる?
2.現在Tポイントを貯めている人はどうなる?
3.現在Vポイントを貯めている人はどうなる?
4.新Vポイント統合でデメリットはないの?
5.まとめ

新Vポイントへの統合で何がどう変わる?

まず覚えておきたいのは、TポイントもVポイントも24年4月22日以降は新Vポイント(青と黄色のVポイント)に統合され、どちらのユーザーもこれまでどおり、そのままポイントを貯めたり使ったりできること。

もちろん、新Vポイントは双方の加盟店で、1ポイント1円として貯めたり使ったりできます。

それでは、最初にTポイントとVポイントが統合することのメリットを確認しておきましょう。

まず、もっとも大きなメリットは日本全国のTポイント提携先(約15万店舗)だけでなく、全世界のVisa加盟店(日本国内750万店・世界200カ国・1億店以上)でもポイントが貯まることです。

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4月22日以降は、日本全国のTポイント提携先(約15万店舗)だけでなく、全世界のVisa加盟店(日本国内750万店・世界200カ国・1億店以上)でもポイントを貯めることができます(画像はSMBCグループのプレスリリースより引用)

Tポイント提携先ではTカードを提示して買い物をすると、新Vポイントがもらえますし、三井住友カード(Visa)の支払いでも新Vポイントが付与されます。

しかも、Tポイント提携先でTカードを提示して三井住友カードで決済すれば、ポイントの二重取りも可能になるのですからお得ですよね。

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4月22日以降は、Tポイント加盟店で三井住友カード(Visa)を利用すると、Tカードでのポイントと三井住友カード決済でのポイント還元の両方を二重取りできます(画像は三井住友カード公式サイトより引用)

従来のポイントカードやポイントアプリも、今までどおり利用可能ですが、4月22日以降は新Vポイントアプリが登場する予定。これにより、ポイントカードと決済が1回で済ませる「ワンオペレーション」が可能になります。

また、通常はTカード提示で0.5%還元、三井住友カードでの決済で0.5%還元=1.0%還元ですが、これに加え、Tポイント提携先で三井住友カードを利用すると、通常よりも0.5~1.0%程度、ポイント還元率を上乗せする特典などが予定されています。

さらに、ポイントカードを忘れても、クレジットカードで決済したあとに、カード明細から申請するとポイントが付与される「あとたま」や、獲得したポイントを家族に送れる「送金機能」など、便利な新機能が追加される予定です。

●三井住友カード「青と黄色のVポイントとは?Tポイントとの統合によるメリットや新機能について解説!」は→こちら

ちなみに、三井住友カードは特定のコンビニやマクドナルド、レストラン等ではカードのタッチ決済で5%還元、スマホのタッチ決済なら7%還元されます。

さらに、Vポイントアッププログラムでは、かなり条件は厳しいもののポイント還元率は最大20%までアップすることも可能となっています。

Tポイントカードしか持っていない人は、これを機に三井住友カードの取得も考えたほうがいいかもしれませんね。

●三井住友カード「対象のコンビニ・飲食店で最大7%還元!」は→こちら
●三井住友カード「Vポイントアッププログラム」は→こちら

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三井住友カードは指定のコンビニやカフェ、レストランにおいて、カードのタッチ決済で5%、スマホのタッチ決済では7%もポイント還元されます(画像は三井住友カード公式サイトより引用)

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Vポイントアッププログラムでは、コンビニやカフェ利用時の7%還元に加え、Oliveアカウント契約や選べる特典、SBI証券などの利用で最大13%が加算され、ポイント還元率を最大20%までアップできます(画像は三井住友カード公式サイトより引用)

現在Tポイントを貯めている人はどうなる?

まず、現在Tポイントを貯めている人は、従来のTカードやスマホアプリがTポイント提携先で利用できます。しかも、4月22日以降はVisa加盟店でもポイントが使えるので、かなり利用範囲が広がるでしょう。

もちろん、貯めているTポイントは今までどおり1ポイント=1円として利用することが可能です。

ちなみに、4月22日から「Tポイントアプリ」はアプリをアップデートすると「Vポイントアプリ」に変更される予定で、Visa加盟店でも新Vポイントを使えるようになります。

もちろん、三井住友カードで決済すれば、決済分のポイントも二重取りすることが可能ですよ。

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Tポイントユーザーは、そのまま従来のTカードを利用できます。また、Visa加盟店が加わるためポイントを使える範囲が大幅に拡大されます(画像はCCC MK HOLDINGS公式サイトより引用)

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4月22日から「Tポイントアプリ」をアップデートすると「Vポイントアプリ」に変更される予定です。これで、貯まったポイントをVisa加盟店でも使えるようになります(画像はCCC MK HOLDINGS公式サイトより引用)

現在Vポイントを貯めている人はどうなる?

三井住友カードのユーザーは、世界中のVisa加盟店に加え、日本全国のTポイント提携先でもポイントが貯まるようになります。

具体的には、Tポイント提携先では三井住友カードの決済でもらえるポイントに加え、モバイルTカードのバーコードを提示することで、Tポイントもダブルでゲットできるようになるのです。

もちろん、貯めているVポイントは今までどおり1ポイント=1円として利用することが可能です。

ちなみに、「Vpass」「Vポイント」「三井住友銀行」それぞれのアプリでモバイルTカードの表示が可能になるほか、4月22日以降に「Vポイント」アプリをアップデートすると、「VポイントPayアプリ」に更新される予定です。

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Vポイントユーザーは、モバイルTカードの提示でTポイント加盟店でもポイントを貯めたり使ったりすることが可能になります(画像はCCC MK HOLDINGS公式サイトより引用)

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現在利用中の「Vpass」「Vポイント」「三井住友銀行」アプリでも、モバイルTカードの表示が可能になるほか、4月22日以降に「Vポイント」アプリをアップデートすると「VポイントPayアプリ」に更新される予定です(画像はCCC MK HOLDINGS公式サイトより引用)

新Vポイント統合でデメリットはないの?

ここまで、2つのポイント統合後のメリットばかり説明してきましたが、デメリットがないわけではありません。

まず注意したいのが、Vポイントアプリの「ポイントおまとめ手続き」は、これまでSMBCグループのポイントをまとめるサービスだったものが、今後はVポイントとTポイントとの連携に変わります。

ただし、リニューアル後はTポイントと連携することで、両ポイントの合算やTポイントが提供するサービスを利用することが可能になります。

新Vポイント統合でデメリットはないの?1

こちらがVポイントアプリの「ポイントおまとめ手続き」です。これまでSMBCグループのポイントをまとめるサービスでしたが、今後はVポイントとTポイントとの連携に変わります

次に、ポイント有効期限も変更されます。Vポイントではカードごとに2~4年だった有効期限が、リニューアル後はポイントの最終変動日(貯める・使う・交換する)から1年間となります。

これは、Tポイントの有効期限を採用したもので、リニューアル前に獲得されたポイントでも、新しい有効期限の対象となりますので、注意してください。

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Vポイントの有効期限は、カードの種類によってポイント獲得月から2~4年間だったものが、ポイントの最終変動日(貯める・使う・交換する)から1年間に変更されます(画像は三井住友カード公式サイトより引用)

そして、3月14日以降、Vポイントの電話による景品交換の申し込みは終了され、Webサイトからの手続きだけになります。

4月22日からは景品交換のラインナップが変わり、景品カタログの提供もサービス終了となりますが、代わりにTポイントと連携することでTポイントの景品交換(1,800点)を利用可能となるのです。

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Vポイントの景品交換は3月末で終了されますが、4月22日からはTポイントの商品交換サービスが利用できるようになります

また、Vポイントから他社ポイント・マイレージへの移行に関しては、楽天ポイント、auポイントプログラム、dポイント、Gポイント、Pontaポイントなど、一部の移行サービスが終了されます。

■ポイント・マイレージ移行終了銘柄

(利用は2024年3月31日まで)
カテエネポイント/デジタルウォレット/楽天Edy/楽天ポイント/auポイントプログラム/dポイント/Gポイント/PeXポイント/Pontaポイント/ANAマイレージ(ANAカードをお持ちでない方) ※終了時期未定

他社ポイントからVポイントへの交換も4月1日よりルールが変更され、カテエネポイント、デジタルウォレット、Gポイント、PeXポイントが、Vポイントに移行できなくなります。

とはいえ、4月22日以降にVポイントとTポイントを連携すれば、Tポイントで取り扱う他社ポイントからの移行は可能です。

 

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Vポイントを他ポイントに移行するサービスも一部が終了となります。特定のポイントに交換したい人は3月31日までに行っておきましょう

●三井住友カード「「Vポイント」リニューアルおよびサービス改定のお知らせ」は→こちら

ほかにも、「ANAマイレージ移行可能ポイント」はマイレージ以外の景品や他社ポイント等にも交換できましたが、リニューアル後は、一旦Vポイントに交換する必要があります。

また、Vポイントからマイルへの自動移行サービスのスケジュールが変更されていますので、事前に確認しておいたほうがいいでしょう。

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ANAマイレージの交換方法も変更されます。マイレージ交換は従来どおりですが、Vポイントとして使ったり他社ポイントや景品に交換する場合は、一旦Vポイントに交換する必要があります(画像は三井住友カード公式サイトより引用)

まとめ

いかがでしょうか? TポイントとVポイントが統合され新Vポイント(青と黄色のVポイント)になると、ポイントが貯まる店舗が増えてポイントの使い道も広がりますので、大きなアドバンテージとなるでしょう。

ただし、一部のサービスは4月22日までに終了されたり変更されるものもありますので、事前に確認しておきたいところです。

なお、新Vポイント誕生前はお得なキャンペーン「カウントダウン祭」が実施中されています。三井住友カードのスマホタッチ決済で10%還元されたり、モバイルTカードでポイントが2~10倍になるので、ぜひ、こちらもチェックしてみてください。

●三井住友カード「カウントダウン祭り」は→こちら

2024年4月21日までは新Vポイント誕生を記念した「カウントダウン祭」が実施中です。TポイントとVポイントがお得に貯まるので、今すぐチェックしましょう!(画像は三井住友カード公式サイトより引用)

※サムネイル画像は(Image:「SMBCグループ」プレスリリースより引用)

藤原博文
編集・ライター。長年、パソコンやスマホ、サブカル関連雑誌の編集部を渡り歩いてきた編集者。個人的に株式、投資信託、FXなどの投資活動を活発に行っているほか、クレカや電子マネー、スマホ決済アプリなどのポイ活にものめり込み、最近はマネー系の記事も数多く手掛ける。

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